歯周病治療

歯周病治療

歯周病治療

歯周病になるしくみ

歯周病になるしくみ

『歯周病』は、歯周組織(※)が少しずつ壊れ、放置すると歯を失ってしまう病気です。
誰でも、口の中には多くの細菌がいます。その細菌が集合すると、歯垢という白いかたまりになり、歯周ポケット(歯と歯肉の境目の溝)などに溜まっていきます。歯垢は歯磨きで落とせますが、正しく磨けないと磨き残しが多くなります。そうなると、歯垢の中の細菌が毒素を出し、それにより歯肉が赤みを帯びて腫れてしまいます。
これが歯周病の始まりです。

歯周病は、軽症のうちに治療すれば治りますが、痛みなどの自覚症状がないまま進むので、放置しがちになります。やがて歯垢は、歯石という硬い物質へと変化します。歯石は歯磨きで落とすことはできません。そして歯周ポケットが少しずつ深くなり、歯槽骨(歯を支える骨)などの歯周組織が壊れ、最悪の場合、抜歯が必要になってしまうのです。
歯垢は、毎食後、正しい歯磨きを行なうことによってある程度減らすことができるので、正しい方法で歯を磨き、歯石になる前に落とすようにすることが大切です。
※歯肉(歯茎)、歯槽骨(歯を支える骨)、セメント質(歯根の表面を覆う組織)、歯根膜(歯根と歯槽骨を繋ぐ組織)などの総称

歯周病の進行

歯周病は、進行の段階によって『歯肉炎』と『歯周炎』に分かれます。歯肉炎は炎症が歯肉に限定されているもの、歯周炎は炎症が歯肉以外の歯周組織まで進んだものです。
それらを合わせ、以下の4つに分けられます。

●歯肉炎

歯周ポケット(歯と歯肉の境目の溝)の深さは約3mmです。歯肉に炎症が起きており、歯を磨くときに出血しやすくなります。

●軽度歯周炎

歯周ポケットの深さは約4mmです。顎の骨が溶けはじめています。歯肉の腫れ、歯を磨くときの出血、口臭、冷たい水がしみるなどの症状が現れます。

●中等度歯周炎

歯周ポケットの深さは約6mmです。顎の骨が半分ほど溶けており、歯を指で押すとぐらつきます。歯肉の腫れや出血、口臭だけでなく、歯が浮くような感じがするなどの症状が現れます。

●重度歯周炎

歯周ポケットの深さは約8mmと、非常に深くなります。顎の骨が2/3以上溶けており、歯のぐらつきが悪化します。歯肉が下がって歯根が見えるようになるので歯が長く見えたり、歯周ポケットから膿が出て口臭が悪化します。これを放置すると、最悪の場合、歯が抜け落ちてしまいます。

歯周病の治療方法

歯周病の治療方法は、4つの段階によってそれぞれ異なります。

●歯肉炎(歯磨き指導)

ごく軽度であれば、正しい歯磨きで改善できることがあります。歯並びや磨き方の癖を踏まえた正しい磨き方を身につけることが大切です。

●軽度歯周炎(スケーリング・ルートプレーニング)

歯に付着したプラーク・歯石を取り除くスケーリングという処置を行います。歯石が歯周ポケットに入り込んでいる場合は、その部分の歯石を取り除くルートプレーニングという処置を行ないます。

●中等度歯周炎(歯周ポケット掻爬術)

麻酔を行ない、歯周ポケットの奥深くについた歯石を掻き出します。スケーリングやルートプレーニングで取りきれなかった歯石を取り除きます。

●重度歯周炎(フラップ手術)

歯肉を切開して歯石を取り除く外科手術を行います。麻酔を行なって歯肉を切開し、歯肉をめくり上げて歯根を露出させ、表面についた歯石や汚染された歯周組織を取り除き、縫合します。

歯周病予防のすすめ

歯周病予防のすすめ

生涯食事や会話を楽しみ、いきいきと過ごすためには、人工の歯に頼らず自分の歯を使うことが一番です。そうすることにより、口だけでなく全身の健康を維持することにつながります。
つまり、歯周病になってから治療をするのではなく、歯周病になる前に防ぐことが大切なのです。

生涯自分の歯を使って心身ともに健康に過ごすためには、歯周病の原因となる歯垢を溜めない・増やさないことが大切です。歯の正しい磨き方を身につけ、毎食後丁寧に磨き、歯に歯垢のついていない清潔な状態を維持することを心がけましょう。
また、歯磨きだけでなく、歯科医院で定期検診を受け、歯磨きでは落とせない歯石の除去や、専用の機器を使ったクリーニングをしてもらうことで、歯周病の予防効果がさらに高まります。

自覚するのが難しい歯周病ですが、歯周病の進行とそれぞれの症状を意識し、少しでも異変を感じたら、すぐに歯科医院へ行きましょう。

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医療法人臨生会 吉田歯科分院